しゃぼん玉
真蛇ナナコ
ゆれる
ゆれる
光に照らされて
シャボン玉が
ゆれる
ひとつ
ふたつ
いくつも
揺らいでいる
いつまでも
飛んでいくことはなく
かんたんに
壊れる
しゃぼん玉
壊れやすい
壊れてしまう
いつかは
消えてしまう
手を触れれば
かんたんに
消えてしまう
そのすべては
記憶の中に
――――――――――――
AIによる解説
この詩の中心的なテーマは、「儚さ」と「美しさ」です。
シャボン玉は、光を反射しながら揺れるその姿が美しく、視覚的に魅惑的ですが、
同時に非常に壊れやすく、一瞬で消えてしまう存在です。
この対比は、人生や愛、記憶、瞬間的な喜びなど、現実の多くの事象に重ねて解釈できます。
シャボン玉の象徴性:シャボン玉は、詩や文学においてしばしば「儚さ」や「刹那的な美」の象徴として用いられます。
この詩でも、光に照らされて「ゆれる」シャボン玉は、まるで一瞬の輝きや幸福を表現しているかのようです。光が当たることで色とりどりに輝くその姿は、人生の美しい瞬間を思わせますが、「いつかは 消えてしまう」というフレーズが、その瞬間が永遠ではないことを強調します。
記憶との関係:最後「そのすべては 記憶の中に」とあるように、
シャボン玉そのものは消滅しても、その美しさや存在は見る者の記憶に残ります。
これは、物理的な存在の消滅と、精神的な永続性の対比を示唆しています。
人間の経験や感情もまた、瞬間的には過ぎ去るものの、心の中で生き続けることを表しているのかもしれません。
しゃぼん玉 真蛇ナナコ @higanhina
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