概要
バリキャリ女性が早朝、寝起きカスカスの声で「もう、どぉでもいいよ」って
彼女の寝顔なんていつぶりに見たことだろう。
彼女のこんな、ふにゃふにゃな声音を、いつぶりに聞いたことだろう。
猫みたいに背を丸めて、私の寝間着の胸元をキュッと掴む彼女。
ぼやけた眼で私を見上げて、彼女の口から「もぉいいじゃん。がんばらなくても」なんて言葉が出てくるなんて。
これは終末を迎える世界の、前日のお話。
明日を生きるために頑張っていた彼女と。
根を詰めすぎている彼女を心配していた私。
頑張り屋と、少しだけ怠け者の私たちが終末前日にどう過ごすのか。
最後くらい一日中ベッドの上でくっつきあうのも、悪くない過ごし方でしょう?
※こえけん応募作品です。ボイスドラマ部門の方で出してます。
※一人称視点の「私」は、男性でも女性でも両方の意味合いで物語を楽しめるようにしています。お好きな方で読んでみてください。
彼女のこんな、ふにゃふにゃな声音を、いつぶりに聞いたことだろう。
猫みたいに背を丸めて、私の寝間着の胸元をキュッと掴む彼女。
ぼやけた眼で私を見上げて、彼女の口から「もぉいいじゃん。がんばらなくても」なんて言葉が出てくるなんて。
これは終末を迎える世界の、前日のお話。
明日を生きるために頑張っていた彼女と。
根を詰めすぎている彼女を心配していた私。
頑張り屋と、少しだけ怠け者の私たちが終末前日にどう過ごすのか。
最後くらい一日中ベッドの上でくっつきあうのも、悪くない過ごし方でしょう?
※こえけん応募作品です。ボイスドラマ部門の方で出してます。
※一人称視点の「私」は、男性でも女性でも両方の意味合いで物語を楽しめるようにしています。お好きな方で読んでみてください。
私の作品を読んで何かを想ってくださったのなら、それが作者の喜びです。