もしかしたら、この落ちてくる手紙は、命の比喩なのかもしれない。ちいさなちいさな命。海の底に積もっているのは、重い重い悲しみだろうか。誰にも届かない手紙。それはまるで存在を無視された、誰かのようではないか。そんな手紙だが、きっと誰かが気付いてくれるに違いない。そんな手紙だからこそ、きっと誰かが受け止めてくれるに違いない。余情と余韻の薫り立つ、類い稀な世界観の詩と言えるだろう。
もっと見る