余りにも悲しくて優しい物語である。
涙を禁じ得ないので、絶対に一人でいる
時に読んだ方がいい。
それだけは御留意。
無垢な動物たちは、知恵を持ち生態系の
頂点へと君臨した私たちヒトに迎えられ
愛され分類されて蹂躙される。
けれども、彼等に心がないなどとは決して
言えない。特に、彼等と生活を共にした
経験があれば尚の事、その純真無垢な
優しさには驚きを覚えるだろう。
ライカ犬の物語を知っているだろうか。
我々ヒトは、知らねばならない。
そして忘れる事は許されない。どれほど
取り返しのつかない事を繰り返しても尚
小さな生き物の心を想う余裕はないのか。
因果は巡る。
この物語を識る事は、誰にでも出来る。
だからこそ識って欲しい。彼等の 心 を
彼等の 望み を。
作者の真摯な優しさを心から讃えたい。