いまもポンペイの風は吹いている

ローマで夢破れた先生が、ポンペイへとやってきて娼館で、盲目のフェリキアと出会うととこから物語は始まります。

それが8月19日。この小説の面白いところは実際の日付とリンクしているところ。つまり読み手は先生の体験を一緒に体験できるんです。

8月24日まで、ふたりは静かに絆を紡いで行きます。どうなるのかは、どうぞご自身でお確かめください。

読み手に想像の余地を与えてくれています。私はふたりともローマに辿り着いたと考えたいです……。

作者様の筆致もとても歴史物に合っていて読みやすいです…!!
歴史好きな方にオススメです…!!
素敵な作品をありがとうございました…!!
今日と言う日が大切な1日になります。

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