性差によらない愛情

男女が出来事に通底しています。なので男女に関する話ではあります。ですがごく個人的な話に着地させているところがいい。

気づいたら短い間にたくさんのカップルが登場します。片方だけ変わったりするのも入れて4.5組?とにかく主人公達は男女に絡んだ出来事に翻弄されます。

そうしてたどり着くラストがよくて『男って!女って!』じゃなかったです。なんならラストシーン、男女観での責められポイント満載なんですがそこは触れない。

ただ「理解」について着地です。「あんたはわかってない!」これがいい。ここまで散々煮え湯を飲んできた属性について何も言わず「あんた」を責めます。「わかってない!」感情的な言葉が本質はここだと指してます。

散りばめられたモチーフもいいです。ブルーハワイのかき氷、ドラえもんのシール、不可能とされたが実現した青いバラ。純粋で、未来的で、夢見た結果でいい。でも生まれたままの人間の体にはない色。人工的。つまり頑張って作らないといけないと読みました。すごくいい。

おすすめです。

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