子どもの成長や日常の中で感じる喜びと切なさを優しく描いた連作です。無邪気な瞬間や、保育者としての苦悩が交錯し、時間の流れと共に変化する心情が丁寧に表現されているように感じました。特に「目が合えば理由はなくとも笑いあう」などのフレーズは、日々の小さな幸せを大切にしていることが伝わり幸せに感じる秀逸なフレーズだと感じます。育ちという難しいテーマが、温かく、そして少し寂しさを帯びた形で響いてきます。このテーマを詠まれたその事自体に拍手したいな気持ちでいっぱいです。
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