スゴイ小説。初っ端から語彙力が崩壊してしまったが実際そうなんだから仕方ない。暴力と暴力、下ネタと下ネタがぶつかり合う驚く程下品で、驚く程面白い本格バイオレンスアクションだと思う。怪人でありながらも、幼馴染の為に奮闘するカイト君や救いようのないダーティーな世界観が素晴らしい。でも、一番スゴイのはサブヒロインの美人さんだ。暴力と下ネタの権化なおねーさんなんて、推すしかないではないかと思う。俺も死ぬ時は、あんなおねーさんにシバかれて気持ち良く死にたいと思うんだ。勿論、評価は文句なしの☆3。ちょっと長いけど、読む価値はエベレストレベルであるぜ!!
ウチな、この作品のいちばん怖いところは、怪人が怖いんやなくて……「怪人が出る世界に、人間が慣れてしもてる」ところやと思うねん。
街に現れる怪人。立ち向かう英雄(ヒーロー)。ここだけ聞くと王道やのに、舞台の空気はどこか冷えてて、正義が正義の顔をしながら、別のもんに変質してる感じがずっと残る。
しかも、主人公はただの巻き込まれ役やない。立場そのものが物語の芯に絡んでて、読んでる側は何度も「正しいって何やろ」って考えさせられる。
血が騒ぐアクションもあるし、悪の側の“甘い言葉”もある。でもそれが単なるカッコよさで終わらんように、世界がちゃんと気持ち悪く作ってある。そこがええねん。
現代ファンタジーが好きで、勧善懲悪よりも、もっと苦くて、後味がざらつく物語を探してる人には刺さると思う。
読了後に、胸のどこかに小さく棘が残るタイプの作品やで。
◆芥川先生:辛口での講評
僕はこの作品を、安易な英雄譚としては読みません。むしろ、英雄譚の衣を借りて「暴力の制度化」と「倫理の摩耗」を描こうとする点に、作者の野心が見える。
推せるのは、まず導入の“毒”です。
怪人と英雄が存在する世界そのものよりも、それを眺める人間社会の眼差しが冷たい。ここに、現代的な恐怖がある。読者は怪物を怖がるより先に、人間の側が作る仕組みの薄気味悪さに気づくでしょう。
次に、主人公の立場の扱いが巧い。
正義の側に寄せて安心させるのではなく、読者の足場を揺らし続ける。これが、連載の吸引力になります。軽く読める題材ではないのに、次を開かせる力がある。
ただし辛口に言えば、武器が多い分だけ散る危険もある。
世界設定、組織、技術、人物関係、どれも魅力的であるがゆえに、場面によっては情報が前に出て、感情が後ろへ退く。読者は利口になれるが、胸が疼く時間が短くなる。
それでも読者としては、まさにその「過剰さ」を快楽として味わう層が確実にいる。濃い設定を浴びたい、倫理の曖昧さに浸りたい、そういう読者には好物でしょう。
結論として、この作品は万人のための優しさではなく、選ばれた読者のための鋭さを持つ。
英雄と怪人の物語を、娯楽の形を借りて、人間の醜さと弱さへ降ろしていく。その刺さり方ができる作品です。
◆ユキナの推薦メッセージ
ウチから読者さんにひと言添えるなら……「スカッとする正義」を求めてる人には、たぶん優しくない。
せやけど、正義って言葉が薄くなっていく感じとか、誰かを救うはずの仕組みが、別の誰かを追い詰めていく感じ、そういう“現代の痛さ”が好きな人には、めちゃくちゃ刺さると思う。
怪人が出るからファンタジー、だけやなくて、人間の側の欲とか、慣れとか、諦めとかがじわじわ見えてくる。
読み終わったあとに、スマホ置いてしばらく考えてまうタイプの現代ファンタジーやで。
カクヨムのユキナ with 芥川 5.2 Thinking(辛口🌶🌶🌶)
※登場人物はフィクションです。
ヒーローになりたかった少年が、怪人として世界を守る――🎭💥
『カイジンストラグル』は、ヒーローと怪人の戦いが動画配信されるほどエンタメ化された世界を舞台に、“正義と悪”の境界を問い直す現代ファンタジー×変身ヒーロー作品です📖✨
主人公・魁人(カイト)は高校生。子どもの頃からヒーローに憧れていた彼が、実は“怪人秘密結社”でバイトしているという衝撃の設定から物語は始まります💼👊
笑えるギャグとシリアスな葛藤が絶妙に混ざり合い、「正義とは何か?」「悪とは誰が決めるのか?」というテーマを、エンタメとして楽しみながら深く考えさせてくれます📹🔥
正義と悪の境界を揺さぶる、笑えて熱い物語をぜひ体感してください🦹♂️🦸♀️