概要
あのローグライクの絶望。あの無双ゲームの爽快感。あのホラーゲームでの絶叫。
ゲームの中で俺は、勇者で、三国一の猛将で、潜入ミッションとCQCの達人で、四角いブロックの世界の開拓者で、特殊部隊『●ージ』の一員だった。
全部、ゲームが与えてくれた経験だ。
俺は今、志を同じくする『超天才的』な仲間と共に、ついに長年の夢を叶える時が来た。
今度は俺がみんなに、『経験をさせる』側になるんだ!!
なのに、なのになぜなんだマッチ!
お前がふざけているのか、天才すぎるのか、凡人の俺には理解ができないのだ!!
はい/はい
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!間違いなく天才の作
アイデアって枯渇してしまうのでしょうか?
創作に携わっていると、ふと思う疑問です。
いつかパッタリ出てこなくなったら……目の前が真っ暗になってしまいます。
プログラマーのマッチも、やはり人の子だったのでしょう。
数々のヒットを飛ばした鬼才といえど、苦境に抗うのは至難のようです。
だって、次から次へと湧いてくる「企画書」を見てください。
ネタでやっているのか? と聞きたくなるほどのカオスな内容は、完成したゲームのイメージすらつきません。
オリジナリティという言葉をカン違いしております。
そのクセ、テーマソングはパクリのオンパレード。
とはいえ、共同経営者のラムは…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この男の怒りは金になる
主人公はマーケティングの鬼であるラム、天才ゲームプログラマーのマッチと組んで新しいゲームを開発しようとしている。マッチが作成した企画書をワクワクしながら読む。しかし‥‥
それは、訳の分からないクソゲーで、テーマソングも流行歌のパクリ。
ラムは怒り狂う、が、マッチは非常に繊細な性格だから、彼を傷つけたら立ち直れないかも知れない。
ラムはマッチを傷つけないように慎重に言葉を選んで、別の方向性を提案した。
ところが‥‥
クソゲーの設定もありえないが、私が楽しんだのはラムの怒りの凄さ。怒りのあまり、マンションの部屋の壁に頭突きをして穴を開けてしまったり。
更にヘリが墜落し、地軸が8度傾いて、…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ゲーム好きによるゲーム好きのためのゲーム愛に満ちた物語!!!
全編を通してすごいゲーム愛に溢れる作品でした。ゲーマーなら胸が熱くならずにいられません。
主人公のラムは、相棒のマッチと一緒に新作のゲームを作ろうとする。マッチのことは天才と信じ切っており、彼の出してくる案に期待を寄せる。
だが、マッチの出してきた新作ゲームの企画を見てラムは驚愕する。
……クソすぎる!!!
あまりにもカオス過ぎる企画。なぜか終末世界で俳句を作ろうとする国籍が謎な主人公。
そして必然性の感じられない設定の数々。
ブチギレそうになりつつも(というかブチギレて暴れつつも)、必死に言葉を選びながらマッチを説得して軌道修正させようと。
しかし、更に更に畳みか…続きを読む - ★★★ Excellent!!!このオチはモヤさんだけのもの
不条理系の短編お得意のモヤさんの最新作です。
途中からなんだか話がどんどん散らかっていくのですが、それが最後のオチに収斂していきます。その構成は見事なものと言わざるを得ません。
かつて、伝説のボディビルダー、マッスル北村さんは言いました。
「この1001回めの挙上のために、1000回の苦しいレップがあるのです」と。
いや、さすがに言い過ぎですが、言わんとしていることは良く分かります。
そんなことを思い浮かべるお話でした。
だけど、主人公はおかんむりでしたが、ゲーム自体は魅力的でしたよ。
不条理を我慢して読み進めると最後にご褒美が待っている小説です。
是非どうぞ…続きを読む