社会とのズレを認められない業人の生き辛さ

父親から業人とまで呼ばれる順佑の独りよがりで傲慢な思考や行動がとにかく恐ろしい。
行動力こそ無いものの恨みや情欲を溜め込み続け、それらを発散する機会を今か今かと伺っている様はさながら生きる妖怪のようである。
現時点では父親の存在がブレーキとなっているようだが今後何らかのトラブルで父親がいなくなってしまった際、現代社会と致命的にズレた世界観で生きている順佑がどんな行動を起こすのか非常に先の気になる作品です。

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反省零の業人譚

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