知的障害者の人生を題材に、現代日本の社会福祉問題を提起する意欲作

知的障害を抱える主人公の認知の歪みと、彼を取り巻く人々の苦難を描くことで、現代日本の福祉制度に警鐘を鳴らす意欲作。

障害者に幸せになる権利はあるのか?そして障害者の両親は息子のために自身の人生を犠牲にしなければならないのか?
綺麗事だけでは済まされない社会福祉の闇をリアルに描きながら、障害者の現実を強烈に突きつけてくる本作。

こんな救いようのない男性が身近に居たとして、あなたなら彼に何をしてあげられますか?

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反省零の業人譚

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