VERYではなく、Fワードで讃えたくなる主人公と世界観
- ★★★ Excellent!!!
思わず、OMGもしくは、ジーザス・クライスト!と叫ばずにはいられないのと同時に、
激しく頷いてしまう自分がいる。
心温まる物語も良い。異世界チート物にも面白いものがある。
恋物語だって読みたい。ほのぼの日常系に浸っていたい日もある。
でも、それでもこの物語を読むと
あぁ、そうだ。そうだった。こういう物語が読みたかったんだ。
そして、私もきっと心のどこかでこういうのを書きたいと思っていた。
そう思う人は決して少ないと思います。
そして、もちろんそこだけではなく、丁寧に描写してくれる文体、
アクションシーンの緊張感とスピード感。セリフ回し、主人公の正常にイキきってる感。
どれも素晴らしく、特に主人公が自分をちゃんとクズとして認識した上で、自分の生き方を選択しているのがとても良いです!
最高の異世界転生ものだと思います!
最後に、これは完全に個人的な感想ですが
このアグレッシブな反骨精神で出来た、スリルとある種のトランス感のあるこの物語を読んでいた時、頭の中でずっとPaul OakenfoldのReady Steady Goという曲が流れていました。楽しいひと時を、物語をありがとうございます!