べゾス氏の結婚式
九月ソナタ
ベゾスの結婚式
柴田恭太郎さんの自主企画#102が始まっていました。
今回は「胸」、「図」、「実力」、
これは私にしたら、「ローラ・サンチェスの胸」、「アマゾン・ベゾスの実力」、「彼の未来図」しかないなぁ。
書こうかな、どうしようかなと思ったけれど、今日は七月四日独立記念日で休日、夜の花火見学までには時間があるから、書いてみようかしら。
*
2025年1月20日にワシントンD.C.で行われたドナルド・トランプの大統領就任式で、企業の大物がずらりと並んだ際に、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグが隣にいたローラ・サンチェスの胸元を覗いたとその瞬間の動画がSNSで拡散されました。彼女、最初はコートを着ていたのに、途中でコートを脱ぐと、白いパンツスーツの胸から、レースのブラジャーが現れたのです。
これ、ザッカーバーグでなくても、見ちゃうよね、と私は思いました。
そして、その時に、べゾスの婚約者だというサンチェスのことをはじめてじっくりと見ました。この人、大胆。計算してるなぁ。
べゾスが長年連れ添った4歳年上の奥さんのマッケンジーと別れて、選んだのはこの人なんだ、と。
サンチェスが、唇にヒアルロン酸注入していたり、豊胸手術をしているのは明らか。
彼は61歳で、彼女は55歳で、ふたりとも再婚。
富や名声を得た男が、若い女に走るのはよくあるけれど、彼女は55で、この人工的なルックス、もっとチョイスがあったはずなのに(すみません)、彼女を選んだのはなぜなのだろうと思いました。
さて、そのふたりの結婚式が先週、ベネツィアで行われました。彼女の胸と腰の細さすが強調されたドレスを着ていました。
やるよねぇ、55歳。
6月26日:マドンナ・デッロルト教会の回廊での開幕式
6月27日:小島サン・ジョルジョで指輪交換式
6月28日:アルセナーレ(旧造船所跡)にてグランドパーティー開催
約200~250人の招待客。
これって、どう解釈しますか。
(1) ローレン・サンチェスへの愛の証明
(2) 「永遠の都」に、自分の名前を刻むような式をしたい。
(3)富と影響力の「舞台化」、自分にはこんなことができるのだというメッセージを送りたい。
(4)AmazonやBlue Originの宣伝
などが考えられますが。
私には、もうひとつの考えがあります。
この結婚式の費用は4000万~4800万ユーロ(約68億~82億円)だとか。
このお金がベネツィアに流れたわけですから、それはとてもよかったと思いました。べゾスは2000年に、「Blue Origin」という宇宙開発会社を設立。「地球を人間の住むところとして守り、工場は宇宙に」という方向で動いている人です。
*
話は変わりますが、このベネツィアは沈みゆく都市ですよね。
彼らの祖先は北部に住んでいるローマ帝国の市民でしたが、5世紀頃、ゲルマン人やフン族に追われて、このアドリア海の潟に逃げてきました。そして、最初はそういうつもりはなかったと思うのですが、近くの森から木を伐り、その丸太を基盤にして、その上に建物を建てたのですよね。だから、ベネツィアを逆さにしたら、「森」だと言われています。森に住むより、船がはいりにくてこの湿地に住んでいたほうが、安全だと考えたのでしょうね。誰のアイデアだったのかはわかりませんが、そのようにしてできた奇跡の都市です。誰だって、ベネツィアを残しておきたいと思いますが、ベゾスのような実力者なら、応援できますよね。
さて、このべゾス、2021年に「 New Shepard 」に乗って宇宙に行っています。飛行時間11分。
そして、サンチェスは2024年に行きました。 10分
ふたりとも、カーマン・ラインを越えたのです。カーマン・ラインとは100kmのところにある大気圏と宇宙の境界です。
このローラ・サンチェスは、普通の人ではなかったです。長年テレビの司会者・ジャーナリストとして活動していたのですが、2016年に正式にヘリコプターの操縦免許を取得し、その後は航空撮影会社「Black Ops Aviation」を設立。これは女性が設立した初の空撮専門の会社のひとつで、主に映画やCMなどの撮影に携わっているのです。
つまり、べゾスの「未来図」に、彼女はいなくてはならない人のようです。
ベゾスの宇宙開発って、ファラオが再生を夢見てピラミッドを作ったように、始皇帝が墓を作ったように、その再生の場が宇宙にあるという発想なのでしょうかね。でも、ひとりでは寂しすぎる。だから、エネルギーがいっぱいのサンチェスを選んだ、そういうことではないかしら。さて、どうでしょうか。
べゾス氏の結婚式 九月ソナタ @sepstar
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