あとがき
幻の村 参考とした出来事等について
三題噺の企画に参加した作品がホラー・ジャンルのせいか((^_^;))、珍しく一時ランキング上位に上りました。
ランキングはやはりうれしいものですね。それで今回は、参考にした事件等、作品のモチーフについて書く事にしました。
①自分の経験
小学生の頃、遠くの友達の家に行く途中、買い物の途中で道に迷う事がよくありました。住宅地からいきなり見慣れない高速の入口辺りに辿り着いていたり。で、成長しても方向音痴は相変わらずでした。
高校の頃、バスに乗り継ぎ、四十五分程かけて通学していた頃の話。
直線距離だと徒歩で学校から家まで三十分で帰れると教えてもらい、ある日近所の友達と歩いて帰る事になりました。
とにかく重い荷物を持って歩くのがしんどかっただけの帰り道。まあ、無理して歩けば確かに帰れない事はないなという印象でした。
その後夏休み中の午前の補習の日、『今日は早いし、一人で歩いて帰ろう』と直線距離を徒歩で帰ろうとしたのが失敗でした。
その際、前に友人と歩いて帰った時には通らなかったカタカナのコの字のような形の集落に入ってしまいました。つまり道に迷ってしまったのです。
アパートのようなものに三面囲まれていて、中に広場のような場所があり、残る一面は竹林の場所だった記憶が……。少し怖く感じる場所でした。住民が集っているようでしたが、見慣れない女子高生の出現に住民もちょっと怪しげに見ていたような。
その後無事に家に帰り着き、現在もまた同じ県で暮らしていますが、その集落の場所が謎なので、今もあれは一体どこだったのだろうとモヤモヤし、色々想像を巡らせてしまいます。
異次元とか、そういう意味ではなく、謎解きみたいな感じですかね。
②SNSの投稿にあった怪談
かなり昔、某SNSで読んだ、家族全員で見た幽霊の話。それも今回のモチーフの一つです。
――夜の九時過ぎに、家の外で音がして玄関を開けると、真っ暗な中、門扉の内側に(?)ランドセルを背負った七才位の女の子がいた――という話です。
こんな時間に?と思って声をかけようとし、玄関に家族全員が集まったところ、その女の子は忽然と姿を消してしまったようで、家族全員が幽霊を目撃した、という認識だったそうです。
個人的には、これは生きた女の子だと思います。いわゆるネグレクトですね。おそらく家の人の隙をついて逃げたのでしょう。
どの家も、夜、家族が家の建物の中で団欒の時間を過ごしているとは思わない方がいいですね。一人で留守番している子もいるし、それに耐えられなくなって徘徊したり、他所の家の笑い声が気になって近付いてしまう子もいるでしょう。
そのエピソードで感心したのは、ちゃんとその家の人がすぐに警察に通報した事です。警察にも「幽霊みたいな子どもが……」と言って怪訝な顔をされたそうですが。(^_^;)
以降、警察がネグレクトの子どもが徘徊していないか、パトロールに務めた……とかだったら良い話だと思います。
③大正時代、失踪少女発見の話
これは割と有名な話。大正時代、岩手で、幼女が行方不明になり、関東の青梅の駅で発見された話です。警察にも通報されましたが、幼女が東北訛りのため、駅員が、東北の各駅に迷子になっている子がいないか確認したところ、岩手県で子ども同士で遊んでいた女の子が行方不明になり、村総出で探していると分かりました。それが迷子の子と同一人物であると分かり、一件落着。家族が引き取りに来るまで駅員の妻が子どもの面倒を見ていたり、なかなか緩やかな時代を思い起こさせる実話です。
ここで一つの謎があり、女の子が行方不明になった時刻から発見された時刻まで、一番速い快速電車に乗ってもたどり着けないんですね。当時は飛行機が輸送の手段となっておらず、もちろん新幹線も無し。女の子は、ずっと片側に海を見ていたと話していたそうで。
個人的には、貨物列車に乗ってしまったんじゃないかと想像します。あり得ないのですが。それに仮にそうだとしたら、それはそれで大問題だし、非常に怖いです。
あと、これは関東大震災の直前の話でして、オカルト系、SF系解釈だと、時空の歪みが起きていた説も有力なのでしょうか。
*
今は、街頭に防犯用のカメラも多く設置されていますし、スマートフォンの普及で、都会での行方不明事故は起こりにくくなっているはずです。でも十分注意を怠らず、慣れない土地に来た時の子ども、高齢者の行動には気を付けるべきですね。
ただ大人になると、初めての道を歩くという経験が少なくなり、たまにスマホに頼らず、知らない街を歩いてみたい衝動に駆られてしまうのも事実ですが……。
幻の村 秋色 @autumn-hue
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