ひとりぐらし

おしいれのほや

ひとりぐらし

生活は起き食べ眠る繰り返し幕開け光とリュックを背負い


お母さんごめんね私仕送りの缶詰で指切っちゃいました


生活の軌道が浮き出た暗い部屋こんなとこでは生きてちゃダメだ


もし明日授業に遅刻をするのなら許しませんよ許せませんよ


お母さんごめんね私三食を食べる余裕がないまま生きてる


明後日が締め切りの課題タイトルを書いた白紙が目の裏にある


お母さんごめんね私消えたくて他人の歌で起き上がりつつ


明々後日テストで0点取ったとてお腹は空くしお風呂に入れ


お母さんありがと私できる子じゃないけどお味噌汁は似た味


生活は起き食べ眠る繰り返し実施の可否は問わなくていいよ




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