概要
あんたはセイレーンだな。船乗りを惑わせて惹きつける。
男爵令嬢のポーレットは幼少期から声が出せない。可愛がってくれない父と継母、妹にのけ者にされつつ、なんとか生きている。十九歳になった時、助けてくれた行きずりの海兵に初めて恋をするが、路地で刺されて命を落とす。しかし、死を境にポーレットにかけられていた魔法が発動した。声が出せなかったのは、母が迫りくる運命を回避するためにポーレットに魔法をかけたためだった。運命の日から二週間、時を遡ると同時に声を取り戻したポーレットは、思い人のランベールに告白するが、ランベールは近づいたかと思うと遠ざかり、つかみどころがない。それでも諦めきれないポーレットは奮闘するが――。(全21話の中編です)
※小説家になろう様、Nolaノベル様にも掲載中。
※小説家になろう様、Nolaノベル様にも掲載中。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!過酷な状況の主人公が大切にされ、真っ直ぐに生きるようになるまでの物語
母を亡くし、幼少期から声が出せないまま、家族に蔑ろにされて過ごしている女性ポーレット。
そんな中、自分を助けてくれた海兵に恋をします。
彼に会いたい気持ちが膨らんだ中、唐突に路地で刺されて命を落とすというインパクトの強い展開から物語が動き出します。
彼女の元々置かれた環境は過酷でしたが、不思議な力で時間が巻き戻り、そこから新たな人生が始まります。
彼女にとって、絶対的に味方になってくれる伯母の存在にあたたかくなり、突き放すような言い回しをしながらも優しさを隠せない海兵ランベールに惹かれていく。
その恋心は微笑ましく、読んでいてホッと幸せな気持ちが湧き上がっていきます。
それでも彼女が一度…続きを読む