花に色を。心に震えを。

精緻に織り込まれた言葉が、言葉にならない思いに言葉を与えてくれます。

響きあう音、淡い恋情を感じさせる十首の歌が、
遠いどこかの返らない日々を連れてくるようです。

丹念に編み込まれた、和風タペストリーのような歌集です。