概要
雪は降り、月は照らし、花はただ、愛しき人のために咲き誇る
蒼穹国には、鬼の血を引く一族が暮らしていた。その一族には時折、夜明けの眩然とした様子を思わせる銀髪と燃えるような真紅の瞳を持つ少女―――通称、”暁の鬼姫”が生まれると言う。その鬼姫は、人間離れした美しい容姿を持つというが、彼女は屋敷の奥に身を潜めているため、姿を見た者はほとんどいない。一方で、皇族には”宵の皇子”と呼ばれる、まるで”暁の鬼姫”の対となるかのような存在がいた。海の底から汲み上げたような深い濃藍の髪に、夜闇を溶かし込んだような瑠璃色の瞳。彼もまた、同性でさえ見惚れるほどの麗しい容姿を持つのだという。
これは、そんな宵の皇子と暁の鬼姫、出会うはずのなかった相反する二人の邂逅の物語。
これは、そんな宵の皇子と暁の鬼姫、出会うはずのなかった相反する二人の邂逅の物語。
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