物語の先が気になる王道ファンタジー

村興しという題材がとても新鮮で、限界集落から始まる物語にぐっと惹き込まれました。


主人公が古代遺跡や内政スキルを活かして少しずつ村を立て直していく過程は、工夫や希望が感じられて読んでいてワクワクします。

仲間との絆が積み重なっていく描写も心温まり、読後感に余韻が残りました。


一方で、帝国の陰謀や復讐譚の要素がしっかりと緊張感を与えていて、物語の奥行きが増しています。

「ほのぼの」と「策略」の二面性が絶妙に同居していて、続きがとても気になる作品です。