10首とも、破調なのですが、自由律短歌のような魅力があって、ついつい引き込まれてしまいました。1(10-9)というのは謎ですが、タイトルから類推すると、紙飛行機のように徐々にしぼんでいくのを、表現したものなのでしょう。その数字表記が長所であり短所であり、それでもその実験精神は称賛に値すると思いました。ともあれ、秀逸短歌集であると言えるでしょう。
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