たった24文字の一首で、短歌賞への応募準備に明け暮れる日々を「恋する乙女みたい」と自己言及するこの自虐めいた可愛らしさが、この超短編の全てだ。創作そのものへの恋心を詠む、というメタな視点が軽やかでいい。『やまぶきいろの空』のような恋の短歌を生み出す裏側に、こんな素直な創作への情熱があったのかと思うと、微笑ましさが増す一首。
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