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概要
「頭痛薬、使ってるのね。ずっとそれ」 「あなたがくれたお守りだからね」
「カクヨム短歌賞1首部門」応募作品です。
頭痛持ちなので、頭痛薬やら鎮痛剤やらを常に持ち歩いている人間なのですが。
先日、実家でマイ頭痛薬を服用したところ、同じく頭痛持ちである母に「あんたは昔からそれね。私はもっと効くやつに変えたわ」と笑われました。
「そういえば、どうしてずっとこの市販薬なんだろうな」と持ち歩くきっかけを思い返したところ、幼い頃から頭痛持ちだった私に、母がそっとこの頭痛薬を持たせて「鞄にひっそり忍ばせておきなさい。『持ってる』ってだけで安心できるから。お守りだよ」と渡してくれたのがきっかけだったなと思い至りました。
確かに今はもっと効く薬を自力で購入できるようになりましたが、やっぱり私にとっての『お守り』は、このなんてことない市販薬なんだよなぁと、今になって母の愛を噛み締めた、というお話です。
頭痛持ちなので、頭痛薬やら鎮痛剤やらを常に持ち歩いている人間なのですが。
先日、実家でマイ頭痛薬を服用したところ、同じく頭痛持ちである母に「あんたは昔からそれね。私はもっと効くやつに変えたわ」と笑われました。
「そういえば、どうしてずっとこの市販薬なんだろうな」と持ち歩くきっかけを思い返したところ、幼い頃から頭痛持ちだった私に、母がそっとこの頭痛薬を持たせて「鞄にひっそり忍ばせておきなさい。『持ってる』ってだけで安心できるから。お守りだよ」と渡してくれたのがきっかけだったなと思い至りました。
確かに今はもっと効く薬を自力で購入できるようになりましたが、やっぱり私にとっての『お守り』は、このなんてことない市販薬なんだよなぁと、今になって母の愛を噛み締めた、というお話です。
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