概要
火に入る虫は数多くいれど、火を食べる虫はどうであろうか
太古の時代、人はムシと共存していた。とある約定によりムシが世界から消え去り、人は安堵の顔を浮かべた。そこに暖かさはもはやなかった。
約5000年後。蛍の国に住む青年センリと親友のチュンは、苦しい家計を支えるため、労働の日々に忙殺されながらも、皇帝様が住むと言われる恵都で華やかな生活を送るという夢を支えに生活していた。
そんなある日、日課の薪割りをしていると、美しい緑の長髪の少女が傷を負い道端で倒れ伏しているのを発見する。
少女の名はツタバ。皇帝に追われていると言い、どうかわたしの故郷へ連れて行ってほしいと懇願するばかりで、理由は聞かないでほしいとの一点張り。
センリは必ず故郷へツタバを送り届けることを約束するが、これをチュンに密告されてしまい、皇帝の親衛隊に逃亡を手助けしたとみなされ、禁固
約5000年後。蛍の国に住む青年センリと親友のチュンは、苦しい家計を支えるため、労働の日々に忙殺されながらも、皇帝様が住むと言われる恵都で華やかな生活を送るという夢を支えに生活していた。
そんなある日、日課の薪割りをしていると、美しい緑の長髪の少女が傷を負い道端で倒れ伏しているのを発見する。
少女の名はツタバ。皇帝に追われていると言い、どうかわたしの故郷へ連れて行ってほしいと懇願するばかりで、理由は聞かないでほしいとの一点張り。
センリは必ず故郷へツタバを送り届けることを約束するが、これをチュンに密告されてしまい、皇帝の親衛隊に逃亡を手助けしたとみなされ、禁固
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