余白の美学

青春の甘酸っぱさや、胸が締めつけられるような切なさが静かに響いてくる――そんな純文学的な味わいを感じられる作品です。

過剰な説明を排した“余白”が、むしろ心に強く残ります。作中に登場する音楽も、その余白をより鮮やかに引き立ててくれます。

本作はSFを主に執筆されている、わきの先生による、純文学的な筆致が光る秀作。もちろん、本作にもSFの要素がしっかりと織り込まれています。

テンプレート的なWeb小説に少し疲れてしまった方にこそ、おすすめしたい一冊です。

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