いまだ愛とも恋とも分からない、惹かれ合う感情を互いに抱きながら、卒業とともにそれぞれの道を歩む女子高生、凪と葵。今となっては思い出だけれど、たしかにあの夏だけは、二人の気持ちがぴったりと重なる瞬間があった。甘く切ない青春の一ページを、軽やかに、鮮やかに切り取った珠玉の小品。
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