『若様武芸帳 ～戦国最強の俺がご当地グルメで世直し旅～』

五年前、日本を焼き尽くした戦乱が終わりを告げた。
血で濡れた戦場を駆け抜けた一人の剣士――人は彼を「流れ若様」と呼んだ。

だが、今、若様はただの旅人。
やり残したこと――それは、腹いっぱい**「ご当地の味」**を楽しむことだった！？

剣を背に、笑いと剣閃と美食を求め、若様は今日も旅を続ける。
渋すぎる最強の護衛・じぃ、忍術勉強中の、くのいちこ、妖怪組合のヘタレカッパ・カワ吉。
個性豊かな仲間と共に、日本各地で湯に浸かり、蕎麦を啜り、残党軍や妖怪たちの陰謀を叩き斬る！

これは――
戦国の世を終わらせた男が、腹を満たし、世を正す物語である。

「斬るだけやない。食って、笑って、旅もせなや」