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概要
それでもまだ、手の届かないもの――ソラの彼方、ウミの底、ユメの果て。
2035年、AIを応用した各種技術が全国的に普及した日本。
東京都近海の無人島をベースに、各種最先端技術の実験場として整備された人工島「カナイシティ」――そこは「幽霊」の見える島として、今話題のスポットだ。
そんな島に住む双子の中学生、弟の不二倉ハルタと、中二病な姉・マナカ。
ある日、同じ島に暮らすいとこの小学生メイを預かることになったふたり。
日常に生まれるささやかな変化。
馬鹿みたいな額の先月の電気代。
そしてふたりは、自宅の地下シェルターで「魔術書」の解読を進めるコンピューターを発見する。
――十分に高度な科学技術は、魔法と区別できない。
僕たちは今、ソレを手にするところまでやってきた。
予言された「十年後」、そのための"小"万博。
賑わう島に
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