不思議なお兄さんとの切ない恋

神社の参道にある脇道。そこにはいつも不思議なお兄さんがいて、ただ一緒に話をする。
その繰り返す幸せな日々と、「私」の秘めた甘酸っぱい恋心。
ありきたりの様でありきたりではない、異質な空間での逢瀬に、年上のお兄さんへの憧れといった「私」の心理描写が感情移入しやすく読みやすい。
あの日交わした二人の約束は。
お兄さんは。
いつか、の日を想像し、続編を読みたくなる作品です。