作品の全ての言葉が、対象から、濃密でゆるやかで穏やかな空気の層を通って、自分につながっている。食事も花もギターの音も。そして、その目には見えないつながりが無数の糸のように自分にまとわりついて、その人の思い出になっていく。ああ、何という感性。自分の人生をしっかり見つめられる、良文。感謝。
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