概要
『僕が妹を守らなきゃ。僕は " お兄ちゃんだから " 、ね』
妹は配信をやっている。家族に隠してるつもりみたいだけど、家のネットワークを秘密裏に管理している僕からすればそんなの筒抜けだ。それで、僕は妹が心配だったから、ついついその配信を見に行ってしまったのだけれど、それが全ての始まりだった。
妹は小学生の頃に同級生の男子に言われた言葉を発端として所謂『醜形恐怖症』であると自認している。その──バカカスボケナスアホタコ塵芥迷妄蒙昧浅薄愚鈍白痴劣等な──男子生徒には誰にもバレない様にキッッッッツイお仕置きをしてあげたのだけれど、それで妹の心の傷が無くなるとか癒える訳でもなし。かわいそうに。思い出したら腹立ってきた。あんっの────
ふう。とりあえず、僕は妹が心配でならない。配信のリスナーというやつらは基本的にはネットの顔が見えないという特性を悪用して
妹は小学生の頃に同級生の男子に言われた言葉を発端として所謂『醜形恐怖症』であると自認している。その──バカカスボケナスアホタコ塵芥迷妄蒙昧浅薄愚鈍白痴劣等な──男子生徒には誰にもバレない様にキッッッッツイお仕置きをしてあげたのだけれど、それで妹の心の傷が無くなるとか癒える訳でもなし。かわいそうに。思い出したら腹立ってきた。あんっの────
ふう。とりあえず、僕は妹が心配でならない。配信のリスナーというやつらは基本的にはネットの顔が見えないという特性を悪用して
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