第10話 あの一言が、私をここまで連れてきた
世間はコロナ禍となる。
当時お世話になっていた方が独立し
銀座でオーナーとしてお店を出す事となる。
「お店を出すから付いてきてくれない?」
-「はい。」
即答だった。
実はこの男性は私に
「明日から来なくていいです」
と以前クビ宣告を伝えてきた黒服さん。
19歳の出来損ない私を
ホステスへと成長させてくれた人物。
夜の世界は
失ったものもとても多かった。
決して楽しいという世界ではなかった。
それでも魅力はたくさんで
私の苦難を一緒に乗り越えてくれた存在。
私は必ずそのお店を成功させたかった。
ほんの少しでも恩を返したかった。
そこから
“NO1”というこだわった気持ちを放ち
-お店の為にできる事を精一杯したい
そんな気持ちへと変わっていった。
銀座で生きた14年ーホステスして、女として一 @mogumogupanda
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。銀座で生きた14年ーホステスして、女として一の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます