生贄の花嫁と山神が織り成す、美しくも切ない恋物語。

幼き頃から隔離され、過ごしてきた楪と、それを十五年間見守り、穢れに耐えてきた銀花。
そんな二人が織り成す恋の物語は、時に優しく、時にじれったさを感じさせます。

魅力は充分、他の方が伝えていると思いますので、私は私の好きな描写を一つだけ。

それは……

永遠にも似た時間を過ごせる中で、節々に匂わせてくる『二人の最後』。

これがなんだか妙に胸を締め付けてくるんですよね~。美しい文体がそうさせるのか、読んだ後の余韻が素晴らしい! この一言に尽きると思います。

ジャンルがBLとなってはいますが、男女問わず、楽しめる作品となっております。
美しく魅了する物語とあらば、それも頷けるという話でございますね。はい(*-ω-)ウンウン

それでは、この物語が一人でも多くの方の目に触れることを心から願っております♪

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