このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(794文字)
「英雄」でどんでん返しを見せたAshさんが、今度は「幸福」というテーマで同じ手法を使いますそして今作の方が、ずっと怖い。ある科学者の発明で全ての問題が解決した世界。争いも不幸もない。そこで「あなたは幸せですか?」という問いが読者自身に向けられた瞬間、物語の視点が神の目から個人へと真っ逆さまに落ちてきます。「SFとはこういう魅力があるんだよ」という既存レビューの言葉が的確で、2372文字・1話完結でありながら、読後に長く問いが残ります。幸福の定義を問い直したい方に、真っ先にお勧めしたい一作です。
幸福が満ちた世界で、ふと立ち止まりたくなる静かな違和感。 優しい語り口が、読後にじわりと問いを残す秀逸なSF。 「本当の幸せ」とは何かを、そっと心に差し出してくれる物語。
争いが起こるのは、不幸だから。 でも、不幸をなくしたら……。 説得力のある展開で、ラストのキレも良かったです。 う~ん、いろいろ考えてしまいました。 幸せもほどほどに。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(302文字)
SF作品は現代社会のメタファーとして存在するそうですね。平和とは、幸福とはと考えさせられました。
最初は俯瞰で語られていた物語が、私という個人の視点になった瞬間、鳥肌が立ちました。まるで、神様の視点から真っ逆さまに落ちたみたい。そこから綴られていく物語も、淡々としているだけにゾッとしました。科学者の死について謎が解けた瞬間……もう何もかも手遅れなのが恐ろしかったです。
平和とは幸せとは何なのか、考えさせられました。とても読みやすく、何度も読み返したくなる作品です。
幸せは案外近くにあります。それならば……。人類にとって最善か最悪かの判断が難しいところがまたSF。読ませていただきありがとうございます。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(265文字)
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