第0話は「遺書を書きたい」という強烈な一言で始まり、死を語りながらもどこか軽やかな空気が印象的。最後の一文が静かに刺さる。第1話は新生活の不安の中での出会いが丁寧に描かれていて、春の空気感が心地よい。直斗の明るさに少し救われる語り手の変化が自然で良い。全体的に静かな余韻と人物の温度差が魅力。続きが気になる導入でした。
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