第3話 はじめての産婦人科

元々、生理周期が乱れており、月の半分以上は出血している状況だった。

生理はいつも2週間程度続き、1ヶ月も空かずまた生理が来る。

常にナプキンが手放せなかった。


何かがおかしい。

そう思ったけど、当時大学生だった私は、婦人科に行くことが怖かった。

内診台は怖いし、理由のわからない恥ずかしさから、親にも婦人科に行きたいということが中々言い出せなかった。


そんな中、生理痛はどんどん強くなってきて、とうとう寝込む日もでてきた。


ちょうど助産師を目指そうと決めたタイミングで、産婦人科に関する勉強を始めたときだった。


勉強している中で、参考書に載っている症状と自分の症状が合致した。

これは子宮内膜症なのではないか。

どうやら子宮内膜症は不妊症の原因であり、放置しておくと良くないらしい。


そう知った私は、初めて婦人科受診を決意する。


緊張しながら、母に伝えてみる。


これまでの不安が取り越し苦労に思えるほど、あっさり、受診することが決まった。



近所にある大学病院に受診した。


初めての婦人科受診の担当の先生は男の先生で緊張と恥ずかしさがあったことを覚えている。


そのときに、子宮内膜症と診断された。


ああ、やっぱりそうだったんだ。

原因が分かりホッとする。


ピルを処方され、定期受診のために近所のクリニックを紹介された。


こうして、私の初めての婦人科受診は思ったよりもあっさりと終了したのだった。


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20代で不妊症と診断された助産師のお話 @kyarochan

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