刻まれた余命と空白の期間

強い抑圧の中で生きてきた主人公が、良縁と呪いによって自分の道を歩き始める異世界ファンタジー作品です。

主人公は親からの虐待によって、人の目を恐れるようになった少年。

その日も母親に言われるがまま、人生を一変してくれるかもしれない祝福を求めて外に出ます。

しかし、その場を訪れていたのは、良識ある者たちだけではありませんでした。

カルト組織の暗躍によって、主人公が飛ばされたのは魔物あふれる洞窟の深部。

優しい出会いによって出口に近付くも、放たれた呪いが彼を直撃。

主人公は3年の余命を刻まれてしまいます。

けれど、失ってばかりではありません。

良識ある大人たちによって母親は遠ざけられ、呪いから逃れるための修行の場を用意してもらいます。

多くの忘却を抱える主人公は、命のリミットまでに呪いを打ち砕けるのか。

ぜひ読んでみてください。