概要
二人称の物語――ひな祭りの日、あなたは自分以外には聞こえない声を聞く
二人称視点の小説です。
ひな祭りの日、内気で友達のいない少女、家田美衣奈(いえだみいな)は、憂鬱な気分だった。
この日は嫌な思い出がある日だったから。
そんな日に、彼女は突如、自分以外には聞こえない謎の声を聞いた。
その声は誰が発したものなのだろうか……。
ひな祭りの日、内気で友達のいない少女、家田美衣奈(いえだみいな)は、憂鬱な気分だった。
この日は嫌な思い出がある日だったから。
そんな日に、彼女は突如、自分以外には聞こえない謎の声を聞いた。
その声は誰が発したものなのだろうか……。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!少女を優しく見守る「私」の正体は? 優しくてあたたかな雛祭りの記録
二人称で描かれる、とっても優しい物語でした。
ひなまつりの日を迎えた「ある少女」に話しかける存在。
その声はどこから聞こえているのか。少女のことを優しい目線で見守る何者か。
友達もできて、少しずつ前に向かって行けている少女。
でも、ある瞬間に大きな変化が……。
優しさに溢れていて、しんみりと心に沁みる作品でした。「声」の正体。「声の出所」となっていたもの。
声を発していた「私」の正体。そして、ラストで少女が取る行動。
どんなに壊れても汚れても、「声の出所」だったものを大事に取っておく。その場面を見たことで、胸が締め付けられる心地がしました。
「ひなまつり」とい…続きを読む