第3話 試験開始
「試験でも受けるのか?」
「やっと起きたかメル」
俺のロボットは人間に近い感情を持っている。いや人間と同じ感情を持っている。性能もなかなかだ
「メルーちょっと体改造するね」
「なんで?」
「1週間後さ試験受けるんだけどワンチャン実力行使とかになったら怖いからさ」
「なるほどな」
試験当日
明らかに広いところに俺たちはいた
森や山、川やアスファルトの地面
ざっと市一個分くらいか
「思ったより人が多いな」
見るからに強そうな奴がそこらへんにいる
「それでは試験の説明をする!」
試験官が説明を始める
「ルールは簡単、今からお前らにカードを一枚配る。これから2時間他の人間からカードを奪い合え。」
「時間となった時にカードが5枚以上あったやつを合格とする」
かなり簡単だな、5枚以上ということはカードの枚数によって位が決まるとかあり得そうだ
(にしても衛生環境最悪だな、怪我をしたら最悪だぜ、すぐ感染症が出る)
「それでは、はじめ!!」
「メル、こっそり他の奴らのカード取れるか?」
「もちろん、できるに決まってる」
その瞬間手にくっついていた機械が触手のように動きカードを取っていった
「メル、移動の型だ」
そうして大きな隼の形にメルが変形した瞬間
「おーっとさせないよーん」
誰かがそう言って、メルの部位を掴んだ
「僕のカード返してよ?」
「何言ってるの?もう五枚あるじゃん」
「いやあ、君と闘ってみたいんだよねー」
俺が一番苦手なタイプだ
「お断りするね」
なるほど、スライムみたいな異能ってことか
「メル、戦闘体制に移行しろ」
俺が動いた瞬間スライムが地面に張り付いていた。
「このままお前を飲み込んでやるぜ!!」
そう敵が叫んだ瞬間
地面が割れたあらかじめメルが地面に根を張っていたのだ
相手は驚きながらも、瞬時に人型に体を変えて、腕を伸ばして攻撃しようとしながらも、地面の瓦礫でメルは攻撃を防いだ。いくつもの攻撃を繰り返す敵に俺は埒が開かないと思い、熱でスライムを溶かすことに、予想通りスライム溶けた。敵も驚いている、じわじわとゆっくりスライムを溶かしているとあっという間に2時間が過ぎていた
「やめ!」
試験官がそう叫ぶと受験者たちが元いた場所に1時間くらいかけて戻ってきた
(結局どこにも行けなかったな、どこかでのんびりしようと思ったのに)
「呼ばれたらカードを見せるように!」
「永坂名波!」
「はい!」
「カードの数は5枚、合格 ランクはE」
やっぱりカードの枚数によって位が決まるのか。ま
「結果が出たら家に帰ってもいいぞ。それとも校内を見るか?」
「いや、家に帰ります」
「帰り方はここを」
「大丈夫です。一人で行けます」
「そうか、無理するなよ。授業は一週間後からだ」
「わかりました。メル、ナビお願い」
「オーケー」
メルの精度完璧なナビと移動の型によって三十分くらいかけて家に着いた
正直にいうと疲れたが何故か胸の高鳴りが止まらない
俺らしくないな
考え過ぎな掃除好き @agungun
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。考え過ぎな掃除好きの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます