とても良い作品でした。こういう視点からのお話があることで、救われる人がいると思います。日常の中にある非日常、そのざわめきや温度が描かれ、胸を打たれました。感動しました。
特別支援学校とタグで入っていたので、恐らく障害を抱えた子の人生が終えたのでしょう。親としては先立たれる悲しみと、自分が先に逝った後の子の面倒を考えると何とも言えない気持ちになるのでしょう。綺麗ごとじゃなく、この先、遺伝子技術等で、全ての子が五体満足で健康に生まれてくる事が出来たらよいと思いました。どんなに綺麗ごとを言っても、支える家族の負担は計り知れないですよ。そのような事を考えさせられる小説です。道徳的な話に興味のある方にオススメです。
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