カクヨムでレビューを書き始めて、まだ数作ですが間違いなく、これから先も5本の指に入る良作です。
素直に感銘を受けたのが、使い捨てのキャラクターがいないこと。主人公勢はもちろん、敵キャラクターも展開の犠牲になっていないことです。
作者さまの暖かい人間性が伝わってきます。
そのため、まるでファンタジーRPGをプレイしているようなワクワクするストーリーを、存分に楽しめます!
こんな素晴らしい作品に出会わせてくれて、作者さまには感謝いたします。
自分も女の子を主人公にした異世界ファンタジーを書いてみたいと思ってましたが、無謀でした(^_^;) これほどの良作があったら勝てるわけありません。
是非とも読んでください。個人的には、☆4つです!
突然、全てを奪われた。
高校生活、家族、ありふれた日常。
目覚めた先は、魔法が存在する幻想的な水中都市だった。
異世界に転移してしまった少女・シオン。
そこで告げられたのは、九百年前から語り継がれる予言の存在。
戸惑い、悲しみ、打ちひしがれながらも、シオンは諦めなかった。
家族の待つ世界へ戻るために。
たった一つの手がかり、「予言の姫」を探すために。
まずは、魔法を学ぶために学園都市へ。
人懐っこい友人、すれ違う想い、未来への不安。
それでも、シオンは目の前の出会いを大切にしながら、一歩ずつこの世界に馴染んでいく。
自分に眠る「特別な力」と向き合い、夢中で笑い、夢中で悩み、少しずつ心の居場所を作っていく。
この世界で何を守りたいのか。
この世界でどう生きていくのか。
帰れないかもしれない、それでも。
泣かない。諦めない。
誰にも見せない涙の奥で、シオンは静かに、強く、未来を信じた。
美しい異世界で描かれる、等身大の少女の成長物語。
第1章の終わりまで拝読しました。
ヒロインのシオンが目覚めると そこは見ず知らずの異世界で……。
とにかく 異世界都市の情景描写が メチャクチャ綺麗で幻想的。
【窓の外を人魚が泳ぐ〈水中都市〉エストラル】
【四季の花が全て咲く〈学園都市〉ぺスカアプランドル】
是非 作者様の流麗な文体で お確かめを。
キャラクターの造形も とっても美しいです。
主人公のシオンを取り巻く 4人の男性キャラクターが 魅力的。
熱血漢の同級生。
ちょっと(?)屈折した秀才魔法使い。
デキる男感の薫る担任の先生(元騎士団長)。
そして 影のある黒髪の謎の男。
恋愛描写は 今のところ無いのですが 今後の展開にドキドキです。
さて物語は 魔法のある世界に召還されたシオンが〈世界の運命を握る三人の転生者〉の1人であることが分かるところから始まります。
何でも 魔法が暴走する事件が多発し 世界は不安に包まれているらしいのですが……。
元の世界に戻る方法も分かりませんが シオンは持ち前の明るさで 前向きに運命に立ち向かいます。
シオンのキャラクターの掘り下げも 徐々に明らかになっていく 敵の陰謀も 物語に引き込まれていく仕掛けが 随所に仕込まれていて こちらもドキドキ。
残り2人の転生者を探す冒険譚の開幕です。
どんな幻想的で美しい光景が 広がるのか?
そしてシオンは元の世界へ戻れるのか?
今後の展開が気になります!
女子高生シオンが異世界で魔法の国を救う。まさにタイトルどおりの展開ながら、王道の異世界ものとは少し違い、テンプレに寄らない、けれど重厚すぎない、絶妙なバランスのファンタジーです。
物語を読み進めるうちに、掛け合いからにじみ出る若さ(アオハル?)に心が和みます。シオンたちのやり取りは、まさに学生らしい微笑ましさがあり、どこかほっこりとした空気感を感じさせますね。
異世界転生・召喚ものとは異なり、かといってガチガチの正統派ファンタジーでもない。若者向けのジュブナイル・ファンタジーという表現がしっくりくるかもしれません。