読み終わるまで、これがお題だったことを忘れてました!実に骨太な時代劇でしたね。時代に家族を殺され、斬ることしか身を守る術を知らない男そして、そんな彼の懐に収められていた無名の刀。その刀の正体は? そして、男はこのまま無頼の道を進むのか……?物語もさることながらこの、■ι====ι■ の帯もおしゃれだなあと思いました!こういう細かい気遣いこだわりが、人気作家を育てるのか。と勉強になりました。ご一読を! 強く、おすすめいたします。
非常に美しい話です。歴史ものとなっていますが、難しい言葉や表現が出てこずにスラスラ読むことが出来ました。しかし、地の文がしっかりしているので情景がしっかり浮かび上がり、戦国の世が浮かび上がってきます。非常に辛い戦国の世で、生きていくために刀を握り、修羅となった主人公が、一人の女性と出会う話です。僅かに残った人間性から刀を手放し、その果てに掴む未来は何か?読後感も素晴らしく、話全体も美しかったです。歴史ものだけでなく、恋愛が好きな人にもお勧めです!
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