花霞の空へ

「君は幸せだったかい？」
この言葉の背景と、この後に続く言葉に、胸を打たれました。
とても短いお話ながら、本当に優しさに溢れていて、胸がきゅっとなります。
ネタバレになるのであまり多くは語りませんが、切なくも温かい素敵なお話、ぜひご一読ください❀おすすめです。

流行りものとは違うかもしれない。
だが、日本の四季と古き山々が思い浮かぶ情景と、男の優しさに温かさを感じる。
悲しみを背負いながらでも、強く生きていこうとする妖女は、こんなにも美しい。

昔、昔、日本のどこかで紡がれた二人の物語は、数年であったが確かに愛があったのだろう。
二人が幸せであったと願いたい。

もちろん、流行りものも良いが…時には懐かしささえ感じるこんな物語を手にとりたい。

隙間時間や睡眠前の読書に、おすすめの作品です。