切なくも美しい物語。春、舞い上がる桜に、あなたなら何を願うだろう?

流行りものとは違うかもしれない。
だが、日本の四季と古き山々が思い浮かぶ情景と、男の優しさに温かさを感じる。
悲しみを背負いながらでも、強く生きていこうとする妖女は、こんなにも美しい。

昔、昔、日本のどこかで紡がれた二人の物語は、数年であったが確かに愛があったのだろう。
二人が幸せであったと願いたい。

もちろん、流行りものも良いが…時には懐かしささえ感じるこんな物語を手にとりたい。

隙間時間や睡眠前の読書に、おすすめの作品です。