概要
卒業前の記念に、旧校舎の怪談を確かめに行くことになった。
昼休みに消えた生徒。
誰もいないはずの教室に残された言葉。
使われていないはずのストーブの、わずかな温もり。
「また、明日」
それは、ただの噂のはずだった。
けれど、昼休みのチャイムが鳴った瞬間、俺たちは確かに聞いた。
……今も、あの教室では、誰かが待っているのかもしれない。
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柴田恭太朗さん主催の三題噺企画【三題噺 #85】「再開」「チャイム」「ストーブ」への参加作品。
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