■こんな方向け
☑男女入れ替わりラブストーリーがお好きな方
☑気分の明るくなるハッピーエンドなお話がお好きな方
☑テンポ良く読める恋愛小説が読みたい方
■あらすじ
皇帝である父から冷遇されて育った皇女ヴァイオラ。
ところが、兄である皇太子が婚礼直前に事故で昏睡状態となってしまう。
皇帝は、ヴァイオラに男装して兄の代わりに隣国の王女ミシェルとの婚礼に臨むように命じる。
意味深な笑みを浮かべる皇帝の真意とは……?
一方、結婚相手であるミシェルにも秘密があるようで……?
全45話。中編男女入れ替わり宮廷ロマンスです。
■おすすめポイント
(1)ヴァイオラの成長
「流行病で妻が亡くなったのはお前が原因」と、父から冷遇されていたヴァイオラ。
そんな父から――男装して女性同士で婚礼を行えという――理不尽な命が下される。
その上、初夜を過ごすようにとまで命じられる。
しかし、ここでのミシェル妃との出会いが、ヴァイオラを変えていきます。
愛する人との未来の為。国の未来の為。
過去を乗り越え、強く成長していくヴァイオラの姿に胸を打たれます。
(2)全然隠す気のなさそうなミシェル妃
ヴァイオラの双子の兄・セザリオの結婚相手としてやってきたミシェル妃。
この方のキャラが、もう大好きです。
何を全然隠す気がなさそうなのかは、是非物語を読んで確認していただきたいです。
個人的には彼……女が、高笑いを上げているシーンが特に好きですね笑
(3)双子の兄の憎めなさ
端的に言って、ヴァイオラの双子の兄・セザリオは嫌なヤツです。
もう言葉遣いが鼻につくタイプ。
それでも、何故か不思議と憎めない。
なぜか。
物語を最後まで読んで、
おそらくある意味素直だからなのだろうと思いました。
そんな彼も含め、
冷遇され、孤立していたヴァイオラが、味方を得、
それぞれにとっての幸福をつかみ取っていくまでの物語。
是非、ご堪能下さい!
男女逆転のストーリーが、すごく面白かったです! 雰囲気のよい外国映画を観ている気分でした。
主人公は帝国の皇女、ヴァイオラ。不遇な状況に置かれ、クールさも垣間見える彼女ですが、心中には、平和への熱い意志を秘めています。
父帝の命令で、昏睡した双子の兄の身代わりに、男装して結婚式にのぞみます。思いがけず、結婚相手のほうもまた、女装した王子で……。この逆転のロマンスに、とても胸が高鳴りました。(初夜はどうなる? などなど笑)
主人公カップルを中心に、さまざまな人々によって織り成される、宮廷ドラマ。よく練りこまれたストーリー、性格づけや立ち位置のしっかりしたキャラたち、コミカルなシーンもたくさんあって、とても楽しく、夢中になって読み進めました。
ストーリー展開が本当に見事で、慄然としながら読んでいました。
男女逆転や、笑いのシーンに目がいきますが、ストーリーの根底に流れるのは、戦争に反対する「平和への意志」。戦時下のこの帝国において、登場人物たちが秘めていた平和への意志は、ヴァイオラというキーパーソンのもとに結集し、結束してゆきます。
この作品を最後まで読ませてもらい、次の有名な一節を想起しました。
永遠なる女性的なるものが、われらを高みへ誘う ~ ゲーテ『ファウスト』
本作『男装皇女の逆転劇』には、ヨーロッパ調の美しい情景描写も散りばめられ、このゲーテの言葉がとても似つかわしい。
磨きぬかれた心地よい文章が、読者をまさに、昂揚する高みへと導いてくれます!!!
短編作品【男装皇女の逆転劇 ~暴君である父に無理やり婚約破棄させられた私が、幸せな結婚と帝国の平和をつかむまで~】の長編版ということで、色々と設定が変わっていたり追加要素があったりして物語により深みが増しております!
ヴァイオラは皇帝の娘でありながら、双子であることを理由に冷遇されていた。そんな皇女であるヴァイオラはある出来事がきっかけで、双子の兄セザリオの代わりに皇子になりすまし、隣国王女のミシェルとの結婚式に参加するはめに····。
そこからヴァイオラの運命が大きく動き出します。平和を望むヴァイオラは、父や兄とは別の道を模索していくことになります。そんな彼女を理解し支えてくれる存在。ミシェル王女と共にさまざまな困難を乗り越えていく中、王女の重大な秘密を知ってしまい····。
テンポよく進む展開もコミカルなセリフ回しもさすが✨としか言えません! なによりヒロインの成長物語であり、絆の物語。ハラハラする場面やもやもやする場面もありますが、ラストはしっかり今までの伏線が回収され、ハッピーエンドが待っております。
双子の兄であるセザリオが個人的にお気に入り(笑) なんといいますか、すごく嫌な奴なんですけど『愛すべきお馬鹿』という立ち位置なので、なんか憎めないんですよね。
ホント、すごく嫌な奴なんですけどね(笑)
それくらい、出てくるキャラがみんな魅力的なのです(*´艸`*)
さまざまな癖を満たせる今作は、最初から最後までとにかく面白い! ぜひ読んで欲しい作品のひとつなので、強強ヒロイン好きな方はぜひ!←ちなみにここの強強ヒロイン(男)はミシェルさまを指します(๑•̀ㅂ•́)و✧
完結作品です。
安心してお読みください。
本当はレビューコメントを連載中に書けたら良かったのですが。毎話、本当に楽しくて。面白くて。どのタイミングで書いたら良いか分からないまま、今日に至っていました。
結論、最後まで面白かった!
ストーリーは、タイトルが全てを物語っています。
が、いわゆる男装・女装の性癖に寄った色モノでは決してありません。
(色モノというよりは、コメディーとしての要素があるからオールシリアスでないのも、この物語の魅力であるのですが)
いわゆる宮廷物。政治の駆け引きが読めます。
これが、想像以上に歯ごたえがある。
ヒロインである王女、ヴァイオラは優しく賢さと、平等に見る素養も見識もある素晴らしい子です。でも、やや真っ直ぐすぎる。
一方の、ヒロイン(いや、ヒーロー)のミシェルは自国の思惑をもとに動いており、ピュアだけじゃない要素もあって。そんな2人が、騙し騙されつつ(いや騙されていたのはヴァイオラのみという節もありますが)物語は進んでいきます。
どうですか?
これだけで、もう面白そうじゃないですか?
ご都合主義の魔法は一切登場しませんが、ご都合主義のALL AROUND LOVEでピンチを凌ぐ姿は最高です!
双子の兄の末路は、ザマァ展開が苦手な方も膝を打ってくれるはず!
ちなみに純愛は純粋な愛であり、時に倒錯した愛も包括されると、後の歴史家達は交ったとかどうとか。
とある帝国の黄昏、そして朝焼けの姿を目に灼き的手、歴史の証人になのは貴方なのです。
双子として生まれ、虐げられて育ってきた皇女ヴァイオラ。
彼女は意識を失った双子の兄の身代わりとして、隣国の王女との婚礼に臨むことになってしまう……!
こんなあらすじを聞いただけで、「おもしろそう!」と惹きつけられてしまいますよね?
でもそれだけではありません。
特筆すべき点をあげるとすれば、とにかくすべてのキャラが立ちまくっているのです。
ヴァイオラの父と兄は暴君中の暴君。
特に父親は何度もヴァイオラを絶体絶命の縁に立たせます。
でも彼女は決して諦めません。
おまけに隣国の王女(?)も影となり日向となり、そんな彼女を支えてくれます。
さらに、後半になればなるほど、ヴァイオラの聡明さや心意気に惚れた人々が彼女の元に集まってきてくれるのです!
このあたりの盛り上がり、本当に胸が躍ります!
そしてふたつめは、伏線の回収が本当に見事だと言うことです。
なにげなく書かれていたものが、後になって「実は……」となる。
頭の中に次々とランプが灯るような快感です。
二重にも三重にもおもしろい物語、ぜひご一読を!
問題だらけの父と兄を持つ、皇女ヴァイオラ。
ある日、彼女の双子の兄である皇太子が落馬事故で意識不明になってしまい、彼女の物語は動きだす。
ヴァイオラは、意識のない兄の身代わりになるよう、父皇帝に命じられる。しかも、すぐに隣国の王女と婚儀の予定。とんでもない状況だが、冷遇されているヴァイオラに断る選択肢はない。
偽物の皇太子だと、女だとバレてはいけない。ヴァイオラの綱渡りな皇太子生活が始まる!
女であることも、偽物の皇太子であることも隠さないとダメ。しかも、皇太子としての仕事もある。主人公のヴァイオラを襲うトラブルの数々にドキドキ、ハラハラです!
しかも、女の子なのに王女さまとの夫婦生活が始まってしまって――そちらにも色んな意味でドキドキしました☆
内政と恋愛、どちらもバランスよく描かれていて、伏線もしっかりある。
メリハリのある楽しいお話です。
王女さまなのに、カッコいいミシェル様も、すごーく見どころ!!!!
双子の妹である皇女ヴァイオラちゃんがめっちゃ冷遇されてる!
もうすでに不幸を背負っている美少女が気丈で美しい!
そんな主人公の兄、双子の皇太子が不慮の事故に!
その兄は翌日には政略結婚が目的の婚礼の儀が控えていた。
困った皇帝の命令で兄の身代わりとして出席することに。
とはいえ、美少女の男装ってすぐにでもバレるんじゃないですか?
そんなことはないんです。
元々背の高い主人公は見事、茶目っけたっぷりの侍女ちゃんの手腕で見事に男装!
皇女と侍女のやり取りが楽しい♪
いざ婚礼の儀がはじまってみると?
おや?
婚約相手の王女様もどこか変なところがあって?
近いのキスに初夜♡
盛り沢山なイベントをバレずにどうやって乗り切るのか!?
それは見てのお楽しみ♪
男装皇女ヴァイオラちゃんが幸せをつかむまで♪
ぜひあなたも変装して忍び込んで見守ってみませんか♪
双子は忌み子として冷遇されていたヴァイオラ王女。
しかし、双子の片割れである王太子が事故で意識を失って目覚めないことで、男装をして身代わり生活を送ることに……。
もうね、いくら双子といっても、男女なのだし、早々にバレるでしょ!…と思うのに、何やらスレスレでバレないのです!(笑)
いや、もしかして、バレてます!?
いやいや、絶対バレてるよね!?
主人公が真面目に頑張れば頑張るほど、周りの登場人物達のクセ強が際立って、面白い。
作者様のギャグと真面目さの塩梅に、気がついたら、もう毎話毎話笑っているのです。
このまま男女逆転で進めば、一体どこでどうバレて決着するのか。
心配なようでめちゃくちゃ楽しみな展開の先、一緒に笑って、男装の主人公を見守りませんか?
オススメです!
主人公の皇女ヴァイオラは、隣国の王女と結婚することになりました。
双子の兄である皇子セザリオが落馬して意識不明になったからです。
兄の代役として男装し、相手を騙して政略結婚を成立させないといけないのです。
でも、結婚となると……初夜とかもありますから、やっぱりバレるのではないでしょうか?
そんな心配をもったあなたは、ぜひ読んでください。
初夜に何がおこるのか。ドキドキハラハラ。
男装王女ヴァイオラと隣国の王女ミシェルは、どんな夫婦になるのでしょうか。
暴君の横暴、偽りの姿、戦争の危機、暗殺、陰謀、絡み合う人間関係、熱い恋。
楽しく面白い要素がいっぱいに詰め込まれた、最高のエンターテインメント作品です。
ぜひ、おすすめします。
これね、ヒロインがやむなく男装して、倒れた兄のかわりに、妃を娶る、という話なんだけど、その妃も実は女装していて……。
その妃は、「ミシェル様」
タイトルから、読者には男だってバレバレなんだけど、ヒロインは、男だって気が付かない。
なぜか、ミシェル様にときめきを覚える。
そりゃそうだ、れっきとした男と女の組み合わせなんだもん。
ミシェル様は、男とばれない範囲で、ヒロインに好意をもってる、と示す。
そして、ヒロインを守ってくれようとする。男とばれない範囲で!
いや、けっこうきわどいかもしれない!
ばれるんじゃない?
いや、ばれない?
どうなの?
大丈夫なの〜?
はらはら、どきどき。
「ミシェル様」と、ヒロインの、なんだか甘い雰囲気にも、どきどき。
とにかく面白いんですよ。
兄や、父王や、戦争など、これから話がどうなるの? という、骨太なストーリーも、しっかり用意されています。
いや〜、続きを読むのが楽しみです。