ミルクと名付けられそうになったクルミの恋物語は、羊毛フェルトのマスコット作りを頼まれるという一見、不思議な導入から始まります。そこにはただの恋の甘さだけではなく切実さもあり、読み進めながら先の展開が気になりました。デートでの二人のダイアローグ(対話)は、ついニコリと微笑んでしまう心地よさがあり、それでも物語は微妙なすれ違いもあり・・・糸を通じてマスコットとは違う何かも編んでいたのかな、と個人的には受け止めることもできました。最後は胸が震える結末が待ってますので、安心して読むことができますよ。ミルクみたいなやさしい甘さのある作品です。
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