失った時間

天蝶

第0話

友人の健太は、最近引っ越したばかりの

新しいアパートで、不思議な

出来事に悩まされていました。彼は

「変な夢を見るんだ」と僕に話し始 めました。

「何か、古い木造の家にいる夢を

毎晩見るんだ。でも、その家には見

知らぬおじいさんがいて、

彼はいつも僕を見つめているんだ。

ただ静かに、何も言わずに。」

僕はその話を聞いて少し不気味に感じたが、

夢はただの夢だと健太に言いました。

しかし、その後も建健太は

同じ夢を見続け、そのたびに

そのおじいさんが少しずつ近づいてくると

言うのです。

ある日、健太はその夢の中でおじいさんが

「もうそろそろだ」と騒くのを聞きました。

目が覚めたとき、健太の手には

古い鍵が握られていました。

健太はその鍵を調べるため、

近くの古物商を訪れました。

古物商の店主はその鍵を見て驚きました。

「この鍵は、

1920年代に建てられた古い家のものです。

その家は もう存在しませんがね。」

それを聞いた健太は急に不安になりました。

彼は引っ越してきた

新しいアパートの管理会社に

連絡を取って、その土地の歴史を調べました。

驚くことに、彼のアパートが建って

いる場所には、かつて1920年代に

建てられた木造の家があったという

記録が見つかりました。その家には

老夫婦が住んでいたそうです。

さらに調べると、その老夫婦は

1940年代に突然姿を消したという

ことがわかりました。

そして、警察は家の地下室で謎の鍵を見つけたが、

それ以降の調査は進まなかったようです。

健太はその場所を訪ね、

鍵が見つかった場所で地面を掘り始めました。

予期せぬことに、そこには古い地下

室がありました。地下室に入ると、

健太は夢で見たあのおじいさんが立っていました。

そのおじいさんは帰きます。

「ありがとう、これで自由 になれる。」

次の日、健太は行方不明になりました。

警察によると、彼が最後に地面

を掘っていた場所には、人骨が発見

されたそうです。それは長い年月を

経て白骨化していました。

そして健太が見つけた鍵は、地下室への入口

を開けるためのものだったと。

その後、健太のアパートには新しい

住人が引っ越してきましたが、その

新しい住人もまた同じ夢を見ると言っています。

その夢の中で、見知らぬ青年が

「解放してくれてありがとう」と騒くのです。

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失った時間 天蝶 @tenchoo

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