概要
伝説の人斬り『斬一倍』がEDに潜む悪を斬る
火星の都市EDに『斬一倍』と名乗る『辻斬り』が現れる。事態を重く見た幕府は始末屋組織『火車』に斬一倍の暗殺を依頼する。動き出す、始末屋『摩利支のゴンゲン』『八握脛のあやせ』。そして、深川閻魔堂に現れる平凡を絵に描いたような同心『桐谷壱兵衛』。しかし、彼こそが死んだはずの本物の斬一倍だった。再び、彼が刀を抜く時、韋駄天の神に取り憑かれた神速の剣が疾る
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!決闘物の新機軸
江戸趣味+SF的設定というと自分は『銀魂』を思い出す。
だからこの作品もコメディかな? と勝手に思っていたら全然違うハードボイルドな物語だった。
今は足を洗って堅気になった男と、時代遅れで死に損なったと自覚している男の決闘で、二人とも規格外の凄腕である。
時代劇や西部劇でよく見た話だが、男子がもっともワクワクする話でもある。
それが清新な息吹をたたえて令和の今甦ったのが本当にうれしい。
とくに終盤の決闘シーンがすばらしい。
映画マトリックスやリベリオンのガンカタを見たときのような新鮮なショックがあった。
ドラッグを駆使した超スピーディーなアクションが端正な文体で語られる。
ソードアクショ…続きを読む