第4話  へっどこまでも進めおもしれ~女

「芸能界入りました」


 うん。


「そしたらムカつく芸人上がりの司会者いました」


 うん。


「光ちゃん気にくわないと圧力かけて、あたしにセクハラしようとしました」


 なぬ!


「だから声の録音した後に、再起不能レベルにぼこぼこにしました」


 いや、いいんだけど、それじゃお前後が怖いんじゃ……


「潰したヤクザ達再利用しました。悪徳司会者のこれまでの悪事暴露させました」


 ……怖……

 もうどこまでいくんだ尾白。おれの手の届かないところにいくなよ。(心配するところそこか?)


「みんなから感謝されました」


 なるほど。それだけやべえやつだったんだな!



 ――数年後。



「アイドル事務所立ち上げたわ」


 は?


「今までの資金ぶっ込んだわ」


 あれから小僧の稼ぎがでかくなり、芸能界で名が売れたからか……


「これでイケメンGETだぜ」


 目的それじゃねえだろうな。セクハラ野郎を成敗したんだから、お前が同じ穴のムジナになっちゃ意味ねえぞ。


「……」


 黙るな!


「全てはあたしのもの」


 ……へっ確かにおれさまのハートはお前のものだぜ!


「ていうか誰だよ。スタッフ~追い出して~」

「ちょ、ちょっと!! へっ! まったくおもしれ~女だぜ!」




 ♢




「光ちゃんと結婚したわ。あと子供生んだわ」


 なにい!?

 おれさまの許可なくあの小僧!!


 ていうか、できちゃった婚ってこと……


「生まれた婚」


 ガクッ!

 生んでから結婚!?

 どういうことだ!


 ちなみにストーカーのおれさまが知らなかったのは、実質社長にのしあがったこいつに近寄りづらくなったからだ。


 今日はなんとか掻い潜ってこの場に現れ久しぶりに顔見れたのに……


 って! 誰がストーカーだおら!


「ちなみに三つ子。まだ作るよ」


 ゆ、許さん! 離婚しろうがあ!


「スタッフ~」

「ぎゃああ!」



 

 ♢




 その後、会社を潰したりまた建てたり、芸能界でやりたい放題遊びほうけているらしい……

 本当におもしれ~女だ。


 今後もおれさまはあいつを追いかけるぜ。

 とりあえず今さら結婚式あげるとかいうから忍びこんだぜ!


 誰がストーカーだおら!


「幸せな結婚式したわ」


 ……そうか。それは良いことだな。


 な、泣いてなんかないんだからね!


「花束は投げないわ。他の奴に幸せわけたくねえから」


 ……そ、そうか……


 へっ! やっぱおもしれ~女だぜ!


「で、あんた誰」




 ――完。

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おもしれー女 メガゴールド @rankaz

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