情報商材に騙された実話

@mochihuwa

#1 登場人物〜2回目のデート

 この作品は完全ノンフィクションで私がマッチングアプリで出会った方をキッカケに250万円を騙し取られた記録です。読者の方には、少しでも被害事例の参考になれば、そして私としても最初に女性(以降はAさん)と会ってからわずか1カ月程度で250万円もの大金を騙し取られた事実を自分でも振り返り、反省することを目的としています。

 私のような被害者が少しでも減ることを願っています。


登場人物

◯私(今回の被害者)

・24歳(新卒3年目)

・普通の会社員

・上京して一人暮らし(東京周辺)

・黒縁メガネ

というザ・オタクという見た目です。実際オタクなので否定の余地なくオタクです。


◯Aさん(マッチングした女性)

・27歳

・カメラやサッカーが好き

・かなり激務のカメラ関連の仕事をしている

・Bさんという人の話をめっちゃする


◯Bさん

・Aさんが尊敬する人

・いろんな事業をやっているらしい(ここもなんだかあやふやなので今思うと適当なこと言ってただけかも)、しかも本業は歌手らしい

・後述だが、いかにも怪しいが意外にもこの人「自体」からは何の被害も受けていない


◯Cさん

・Bさんの地元の後輩

・投資や不動産業や車販売関連を運営している

・この人(の会社?)と契約してしまい、250万円を取られる


◯Dさん

・Cさんが行う事業の社員

・コンサル業は主にこの人(プラス社員がもう一人いると言っていたが詳細は不明)


◯使用したマッチングアプリ

某一緒


◯マッチングアプリを始めたキッカケ

・直近で付き合っていた女性と別れたから

→ちなみに初めての彼女かつツイッターで知り合った人なので遠距離恋愛(自分が関東、相手が北海道)でした。ただ、やはり会った回数は5回程度なのでデートというものにそもそも不慣れです。


念の為ですが今回騙してきた女性と違い、ちゃんと身体の関係もあるので文字で見ると結構怪しいですがしっかり付き合ったと思っています。何かを買わされた等もないです。


◯Aさんと会ったマッチングしたキッカケ

AさんとマッチングしたのはAさんからマッチングアプリでいわゆる「いいね」をされたのがキッカケです。今考えてみるとそもそもマッチングアプリの構造上、女性からいいねされることはかなり稀なのでそこから疑うべきだったと思います。特に明らかにスペックの高い男性であればともかくいかにもオタクな見た目をしていますし…。


◯マッチング中のAさん

 マッチングしてからは無難な会話のみしました。

Aさんはサッカーが好きと言っていて、その話を主にしていました。ちょうど当時、自分はブルーロックにはまっていたのでその話をしましたね。

 なんにせよ、マッチングアプリでの会話中は至って普通でした。



◯Aさんとの出会い(1回目)

 その後、マッチングしてから1週間程度でAさんから「会いましょう」と言われ、2024年の11月末に有楽町で初めてAさんと会い、夕食を食べました。(場所はAさんが指定)

 当たり障りない会話もあり、楽しかったですが少しずつ変な方向に。

「自分には尊敬しているBさんがいる」

と言い始めました。なんでも聞いているとその人は今Aさんがしている仕事はかなり激務らしく仕事中に怪我をしてしまいやめようか仕事関連で会ったBさんに相談し、良いアドバイスをもらったという話だった。

 正直、聞いているときは「はえー、Aさんの仕事はそんな激務なのかー」とか「そんなにBさんに感謝してるのかー」くらいにしか思っていませんでしたがさらに話を聞いているとAさんはBさんに服のアドバイスなんかもしてもらっていると言う。それに対して「すごいねー」「なんか面白そうだねー」とか当たり障りない反応をしていました。

 違和感は少しあったものの(こうやって書いてみると違和感しかないですが笑)、今回で何か商材を勧められる等もなく直近でまた会う約束とLINEを交換して解散しました。ちなみにこれ以降は情報商材を買わされるまで週2ペースで会っています。


◯Aさんと会う(2回目)

 今回も1回目とほぼ同じでした。夜に会って居酒屋で飲む、という感じです。が、やはり同じようにBさんに助けられた〜のような話をされます。この辺は、正直記憶が曖昧ですが(お酒とかではなく単純に時間が経っているので)全体的にAさんは同じ話を何回もするな、とは思いました。ただそれをうっすらとした違和感で済ませてしまったのがよくなかったと思います。

 今回も1回目のように私は「(よくわからないけど)Bさんはすごいねー)」と反応していたらAさんが「会ってみてファッションのアドバイスをしてもらったらどうか」と勧めてきました。

 自分はもちろん、Aさんと会うためにわざわざ1時間以上かけて有楽町まで行っているので顔どころか性別も分からない第三者と会うのは嫌だったのではっきりとは言いませんでしたがやんわり断ったつもりでした。

…が、ここでめんどうなことに。

今回のデートが終わって解散後、次回会う話をLINEでしていたところ

私「この日はどう?」

Aさん「Bさんの予定も聞くから待ってて!」

と言われてしまいました。さすがに私も

(いやいや、異性と会ってるのに第三者呼ぶか?)

と思いましたが小心者なので言えず…。

というわけで3回目にAさんに加えてBさんとも会うことになってしまいました。


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